子宮肉腫・子宮内膜症の検査方法

子宮筋腫・子宮内膜症の検査方法と種類について紹介。

子宮筋腫・子宮内膜症

検査方法について

超音波検査について

超音波検査図超音波検査は、エコー検査とも呼ばれ、人間の耳には聞こえない高い周波数を出す音波で検査をします。痛みや苦痛を感じずに、臓器や器官、骨盤の中のくわしい状態がわかるので、大変便利で安全な検査です。
腹部に器具をあてて検査をする「経腹超音波」と器具を入れて検査をする「経腔超音波」があります。
妊娠していないとき、もしくは、妊娠初期には経腔超音波が用いられ、子宮や卵巣の状態、筋腫の大きさや数、位置などを診察します。性経験のない人には肛門から見ることが可能です。筋腫、卵巣のう姫、腺筋症との鑑別も可能です。経腹超音波は、どうしても内診に抵抗のある人に行ないますが、細かいところまでは見えません。逆に、巨大な筋腫の場合、外から見るほうが確認しやすいということもあります。

MRI検査について

MRI検査写真強い磁気を利用して、体内の分子の反応をコンピューター画像化する検査で、人間の体を断面図でとらえ、縦、横、斜めなどのさまざまな方向から体の映像を映し出すことができます。超音波より細かく鮮明な画像が得られるため、小さな筋腫もわかり、筋腫の大きさ、数、位置などが、より詳しく診察できます。
骨盤内の膀胱、直腸の腸管の細部や脊椎、筋肉なども映し出されるので、子宮の位置や大きさが、より理解しやすいでしょう。しかし、臓器などの癒着は、診断が難しく、直接、腹腔内を見るまでわからないことが多いです。CTやレントゲンと違って被曝の心配はないですが、磁気を使っているのでペースメーカーなど、体に金属が入っている人は利用できません。

血液検査について

腫瘍マーカー血液検査では、貧血の有無、腫瘍マーカーなどを調べます。貧血の程度はヘモグロビンという、鉄とタンパク質の結びついた成分(血色素)の値で判断します。検査の方法によって、基準値には差がありますが、ヘモグロビンの値が11~12g/㎗以下を貧血としています。
腫瘍マーカーはガンの細胞を利用してつくられた血液検査ですが、ガン以外でも検出されています。「CA125」は子宮内膜症のマーカーとなることがわかっています。この値が高いと子宮内膜症の可能性が高くなります。子宮内膜症でも正常値であることも少なくありません。しかし、卵巣ガンや子宮体ガンでも高い値を示すことがあり、月経中や妊娠などの場合にも高くなることがあるので、注意が必要です。

子宮卵管造影検査について

子宮卵管造影検査・写真子宮口から子宮内に細い管(カテーテル)を入れ、造影剤を注入してレントゲンを撮る検査です。妊娠を希望している人は、卵管が詰まっていないか、子宮内腔の形や大きさ、子宮内腔の癒着の有無がわかります。不妊の検査として行なわれることが多く、子宮腔内に飛び出した病変を見たり、粘膜下筋腫の診断や、筋腫が大きい場合に子宮の形を確認するために用いることもあります。

子宮鏡検査について

腔から、胃カメラのような子宮鏡という器具を入れ、子宮の様子を直接観察する方法です。粘膜下筋腫や内膜ポリープ、ガンなど、子宮内膜の異常を診るのに適しています。検査だけでなく、同時に粘膜下筋腫やポリープを切除することもできます。

腹腔鏡検査

腹腔鏡検査腹部(へその下)に1cmぐらいの穴をあけ、腹腔鏡という内視鏡を入れて子宮や卵巣、卵管、骨盤内を観察する方法です。内膜症の病巣や進行度を確認したり、組織を取って確定診断に使用したりします。左右の下腹部や恥骨の上に小さい切開を入れ、電気メスや鉗子を使い、病巣を焼灼したり、癒着を剥離したり、チョコレートのう膿を核出したりします。全身麻酔で行なわれるので、入院が必要です。子宮や卵巣、骨盤内を見やすくするためや、手術操作がしやすいように、炭酸ガスで腹部をふくらませたり、金属の鋼線で腹壁をテント状に引っ張り上げたりする方法があります。

直腸診について

子宮だけではなく、直腸から子宮や卵巣などの状態を調べる方法です。性交渉を経験していない人に用いられることが多く、内診の代わりに行なうこともあります。

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